こつばんふくまくえん

骨盤腹膜炎

最終更新日:
2024年10月01日
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2024/10/01
更新しました
2017/04/25
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症状

骨盤腹膜炎を発症すると、下腹部の痛み、不正出血、悪臭を伴うおりものなどがみられるようになります。炎症が広がるとそれに伴って症状も強くなり、激しい下腹部痛や発熱、吐き気、嘔吐などの全身症状が現れたり、おりものにが混ざるようになったりします。そのほか性交時や排尿時に痛みを感じる場合もあります。

なお、骨盤腹膜炎は重症化すると卵管、卵巣などに膿の塊(卵管卵巣膿瘍(らんかんらんそうのうよう))を形成することがあります。抗生剤が届きにくいため治りにくく、慢性的に発熱や腹痛を生じ、膿瘍が破裂した場合、急性腹膜炎を起こして激しい下腹部痛が生じます。細菌が血液に入って全身に回った場合は敗血症を招き、命にかかわることもあります。

なお、骨盤腹膜炎によって臓器の癒着が起こることもあり、不妊や子宮外妊娠のリスクを高める可能性があります。

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