こつばんふくまくえん

骨盤腹膜炎

最終更新日:
2024年10月01日
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2024/10/01
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

骨盤腹膜炎が疑われるときは、以下のような検査が行われます。なお、骨盤腹膜炎は典型的な症状がでないことも多いため、さまざまな検査を行い、可能性を絞りこみます。

診察・内診

診察では、下腹部痛や発熱、性交痛など骨盤腹膜炎でみられやすい症状があるか、過去に骨盤内感染症にかかったことがあるかを確認します。そのほか、内診を行い子宮や子宮頸部を動かしたり、軽く押したりしたときに痛みがあるかどうかを確認します。

血液検査

全身の状態を評価するために血液検査を行います。特に白血球の数やCRP(炎症時に増えるタンパク質)の値を確認し、炎症の状況を把握します。また、クラミジア感染症が疑われる場合は、血液中のクラミジア抗体を調べます。

画像検査

骨盤内の臓器の状態やの塊の有無を確認するため、経膣超音波検査やCT、MRIなどの画像検査が必要となります。

細菌培養検査

クラミジアや淋菌については、子宮頸管クラミジアトラコマチスDNA検査および淋菌DNA検査が有用です。そのほか、腟分泌物を採取して細菌培養検査を行います。大腸菌や連鎖球菌などの常在菌が原因となることもあるため、適切な抗菌薬を処方するためにも必要な検査です。膿瘍を形成している場合は穿刺吸引などで膿瘍を採取し、好気性菌と嫌気性菌の細菌培養検査を行います。

妊娠検査

妊娠の可能性がある場合は妊娠検査を行うこともあります。妊娠検査が陽性の場合、異所性妊娠流産による腹痛の可能性もあるため、さらに詳しく検査を行います。

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