原因
骨髄炎は骨髄に細菌感染が生じることで発症します。骨髄への栄養血管を通して血行性感染が原因となり、小児では成長している腕や足の骨、成人では解剖学的に脊椎で生じることが多いですが、それ以外の骨で生じることもあります。
また、開放骨折などの怪我、骨の周囲の手術などをきっかけに、骨そのもの、もしくは骨に隣接する組織から細菌が侵入して感染を生じることがあります。特に整形外科の手術で用いるピンや人工関節などがリスクになります。
原因となる細菌は黄色ブドウ球菌が多く、その他ではA群溶連菌、緑膿菌などが挙げられます。黄色ブドウ球菌でも耐性化したMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、治療に難渋することがあり、問題となっています。
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