検査・診断
骨の痛みを訴えて病院を受診した場合、まずレントゲン検査が行われることが多いです。しかし、急性化膿性骨髄炎は、発症初期にはレントゲン検査で病変が描出されません。レントゲンでは発症後、数週間が経過すると骨破壊像や骨吸収像などを観察することができます。
発症の経緯や症状から骨髄炎が疑われる場合には、早期発見に優れたMRIが行われることがあります。
一方、慢性化膿性骨髄炎では、時間が経っているためレントゲン写真で骨の異常を検出しやすいです。詳しくみるためにはMRI検査やCT検査が行われます。
また、急性・慢性ともに、骨病変は骨肉腫などのがんとの鑑別(見分けること)が必要になることも多く、病変部の組織を採取して顕微鏡で観察する病理検査が行われることがあります。
同時に骨膜下膿瘍や瘻孔から排出される膿などで培養検査を行い、原因となった細菌を特定することで適切な抗生物質が選択可能になります。
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