治療
慢性的な高カリウム血症における治療としては食事療法が中心で、血清カリウム値5.5mEq/L以下を目標に食事からのカリウム摂取量を制限します。さまざまな食べ物にカリウムが多く含まれているほか、調理法によって摂取量が変わってくるため、医師や管理栄養士の指示に従って取り組むことが大切です。
食事療法のみでは不十分な場合には、排尿を促す利尿薬や、カリウムを腸管内で吸収させないようにするイオン交換樹脂・化合物などの内服薬が併用されます。
重度の場合には命に関わることから、上記内服薬(注腸もあり得る)に加えてインスリンを混ぜたブドウ糖液などの大量補液を行ったり、不整脈を防ぐためのグルコン酸カルシウムを投与したり、炭酸水素ナトリウムや利尿薬などを静脈注射することもあります。
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