おうたいきのうふぜん

黄体機能不全

最終更新日:
2023年01月26日
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2023/01/26
更新しました
2017/04/25
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治療

黄体機能不全の治療には、黄体賦活療法と黄体ホルモン補充療法と呼ばれるものがあります。

ただし、有効性は確立されていないため、治療の必要性について医師と相談したうえで行われます。

また、高プロラクチン血症がある場合は高プロラクチン血症の治療を行います。

このほかに、黄体機能不全による不妊治療として排卵誘発法や体外受精などを行うこともあります。

黄体賦活療法

hCG(絨毛性性腺刺激(じゅうもうせいせいせんしげき)ホルモン)の注射を数日から1週間ごとに行います。

黄体ホルモン補充療法

黄体ホルモン(プロゲステロンやジドロゲステロンなど)の注射剤か経口剤を使用します。

ドパミン作動薬療法

高プロラクチン血症に対する治療で、腫瘍(しゅよう)などの明らかな原因がない場合はドパミン作動薬と呼ばれる薬を使用します。

不妊治療

黄体機能不全による不妊に対しては、排卵誘発法と呼ばれる方法が用いられることがあります。

クロミフェンクエン酸塩やヒト絨毛性性腺刺激ホルモンなどの薬を用いて、排卵を誘発して妊娠しやすくします。クロミフェンクエン酸塩は卵胞刺激により、よい状態の黄体を形成し、黄体期を延長させるのに有効です。

このような方法を用いても妊娠が難しい場合は、体外受精(体外で卵子と精子を受精させ、胚まで成長した時点で子宮内に戻す治療)や顕微授精(顕微鏡下で細い針を用いて精子を卵子に直接受精させる治療)を検討することもあります。

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