原因
AYA世代がん特有の問題
AYA世代がんは、小児がんや40歳代以上の成人がかかるがんとは異なる問題があります。
AYA世代は子どもから大人に成長する思春期や、就職、結婚、子育てなど、ライフステージが目まぐるしく変化する時期です。病気や治療への不安はもちろん、治療や入院、治療の副作用に対するストレスや、学校や職場や家族など社会との関り方にもがんが大きく影響します。また、がんの治療を受けることによって進学、就職、結婚などのライフステージの移り変わりに影響を及ぼすことがあるほか、治療の副作用が生殖機能に影響を及ぼすこともあり、さまざまな将来の不安を抱えやすいことも特徴の1つです。
AYA世代がんはライフステージが劇的に変化する時期に発症するため、この年代特有の心理・社会的な問題を抱えておりますが、がん全体でみると患者数が少ないため、患者さんが情報にアクセスする機会が少ないことも問題として挙げられます。
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