症状
AYA世代がんの症状は、かかるがんの種類によって異なります。
多くのがんは、発症初期は自覚症状に乏しく、検査をして初めて異変に気付くことも少なくありません。肉腫や甲状腺がん、乳がんなど、体表に近い部分にできるがんはしこりとなって触れることがあります。また、がんが大きくなることで周りの組織を圧迫し、痛みやさまざまな症状を引き起こします。
このほか、AYA世代に多いがんによくみられる症状には、以下のものがあります。
- 白血病:貧血、出血、感染、発熱、骨痛など
- 胚細胞腫瘍・性腺腫瘍:精巣の腫れ、腹痛や下腹部のしこり、胸の痛み、咳、排尿障害やお尻のしこり、頭痛、嘔吐、視野の異常など(腫瘍ができる部位によって異なる)
- 悪性リンパ腫:首や腋の下、足の付け根などの痛みのないしこり、発熱、体重減少、大量の寝汗など
- 脳腫瘍:頭痛、吐き気、意識障害など
- 肉腫(骨肉腫や軟部肉腫):腫瘍発生部位の痛みや腫れ、痛みのないしこりや腫れ
- 甲状腺がん:甲状腺のしこり、違和感、呼吸困難感、声のかすれなど
- 子宮頸がん:性器出血、おりものの異常、下腹部痛など
- 乳がん:乳房のしこり、乳房の形の変化、乳頭からの分泌物など
- 大腸がん:血便、下血、下痢と便秘を繰り返す、お腹の張り、腹痛など
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