症状
C型肝炎ウイルスに感染後、約2〜14週間の潜伏期間を経て急性肝炎を発症します。慢性肝炎に移行すると、しばらくは無症状で経過することが多いものの、食欲不振や倦怠感などの症状が生じることがあります。
病状が進行して肝硬変を引き起こすと、皮膚が黄色く変色する黄疸や、手のひらが赤くなる手掌紅斑、腹水の貯留、むくみ、出血しやすいなどの症状のほか、場合によっては命に関わる食道静脈瘤を合併するケースもあります。一方で、無症状のまま進行し、肝硬変や肝がんを発症するケースもあります。
肝がんも同様に発症初期には無症状で経過することがあるものの、進行すると発熱や腹痛などの症状を自覚することがあります。肝硬変や肝がんの病状が進行すると、黄疸や腹水の貯留に加え、意識障害などが現れる肝不全状態に陥ることもあります。
医師の方へ
「C型慢性肝炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします