あいじーえーけっかんえん

IgA血管炎

同義語
アレルギー性紫斑病,血管性紫斑病,アナフィラクトイド紫斑病
最終更新日:
2020年08月21日
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2020/08/21
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原因

IgA血管炎の発症のきっかけとして、溶血性(ようけつせい)連鎖(れんさ)球菌(きゅうきん)を代表とする細菌やウイルス水疱(すいほう)風疹(ふうしん)など)の急性感染症、副鼻腔(びくう)炎や深い虫歯などの慢性感染症、薬剤、悪性腫瘍(しゅよう)、食物が知られていますが、明らかな原因が分からない場合がほとんどです。これらの病原体や物質は、IgAと結合する抗原であると考えられています。IgA血管炎では、IgAと抗原が結合した免疫複合が血管の壁に沈着し、炎症反応が生じ血管が障害され発症に至ると考えられています。IgA血管炎のIgAは、正常のIgAと異なり糖鎖が欠損している異常なIgAであることが特徴です。

IgA血管炎の血管炎は大動脈や冠状動脈などの大きな血管ではなく、むしろ小さい血管に生じます。皮膚、腎臓、消化管、関節などの小さい血管が障害された結果、皮膚の紫斑、腎炎、消化器症状、関節痛などの症状が出現します。

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