さほーしょうこうぐん

SAPHO症候群

同義語
PAO,掌蹠膿疱症に伴う骨関節炎,掌蹠膿疱症性骨関節炎
最終更新日:
2021年04月09日
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2021/04/09
更新しました
2021/03/15
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症状

PAO・SAPHO症候群では関節や骨、皮膚の症状が見られ、特に前胸部の痛みや腫れがよく見られます。発症初期には全ての症状がそろわないことも多くあり、骨や関節の症状と皮膚の症状のどちらが先に出るか、あるいは同時に出るかには個人差があります。症状は寛解(症状が落ち着いた状態)と増悪を繰り返すのが特徴で、そのサイクルは数日の場合もあれば数年に及ぶ場合もあります。

骨と関節の症状

もっとも多くみられるのは、前胸部にある胸骨周辺(胸鎖関節、胸骨柄結合部、胸肋関節)の痛みや腫れです。ほかに、脊椎、仙腸関節、手足や指趾の関節、膝関節(しつかんせつ)大腿骨(だいたいこつ)、下顎の骨などに症状が出ることもあります。関節の症状は、炎症による骨の破壊と異常な骨化によって引き起こされると考えられています。

皮膚の症状

ほとんどの患者さんで皮膚の症状が見られると報告されています。代表的な皮膚病変には、掌蹠膿疱症や重症ざ瘡などがあります。もっとも多いものは掌蹠膿疱症ですが、いくつかの症状を合併することもあります。一方、人によっては皮膚の症状がまったく現れない場合もあり、特に小児では皮膚の症状が少ないといわれています。

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