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腰椎椎間板ヘルニアの治療法-腰椎椎間板ヘルニアは治療で治る?

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2018/12/28

2018 年 12 月 28 日
更新しました
2018 年 11 月 19 日
掲載しました
腰椎椎間板ヘルニアの治療法-腰椎椎間板ヘルニアは治療で治る?
牧整形外科病院 副院長兼脊椎センター長 中野 恵介 先生

牧整形外科病院 副院長兼脊椎センター長

中野 恵介 先生

目次
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腰椎椎間板ヘルニアでは、背骨をつなぐ椎間板が何らかの原因によって突出し、神経を圧迫することで、腰痛や下肢の痛みなどの症状が現れるようになります。症状が現れたとしても、腰椎椎間板ヘルニアの80%以上は、自然治癒するといわれています。それでは、自然治癒しない場合には、どのような治療が行われるのでしょうか。

今回は、牧整形外科病院の中野 恵介先生に、腰椎椎間板ヘルニアの治療法についてお話をお伺いしました。

腰椎椎間板ヘルニアは治る?

腰椎椎間板ヘルニアの80%以上が自然治癒する

腰椎椎間板ヘルニアは、基本的には、自然治癒する、あるいは治療によって治る病気と考えていただいてよいでしょう。腰椎椎間板ヘルニアの80%以上は、時間経過に伴い自然治癒します。そのため、自然治癒の可能性を考え、まずは薬物療法など手術以外の保存的治療によって治療を行っていくケースが多くなります。

自然治癒しないケースとは?

自然治癒するかどうかは、ヘルニアの形態や大きさなどによって異なります。自然治癒しないケースには、さまざまなケースがあります。たとえば、繊維輪の後ろにある後縦靭帯を破っていない場合には治りにくいと考えられます。たとえば、以下のイラストの中では、突出型や靭帯下突出型などが該当します。

逆に、繊維輪の後ろにある後縦靭帯を破り、完全に分離しているヘルニアは自然治癒しやすいといわれています。

腰椎椎間板と自然治癒

ただし、自然治癒しない場合であっても、手術によって治療が可能です。

腰椎椎間板ヘルニアの治療法

腰椎椎間板ヘルニアの治療法には、主に薬物療法、運動療法、装具療法、手術があります。原則的に、神経症状が強く現れていないときには、薬物療法や運動療法、装具療法などの保存的治療を選択します。保存的治療で治る場合、3〜6か月程度で症状が落ち着くといわれています。

薬物療法

薬

薬物治療は、痛みなどの症状を和らげることを目的に行います。一言で痛みといっても、痛みの種類や程度によって、さまざまな薬を使い分けます。たとえば、神経の痛みが強い場合には、神経症状に効果が認められている薬を使用します。

患者さんには、受診時にご自身の症状をご相談いただくことが、適した薬の使用につながるでしょう。薬物療法で痛みを抑えながら、なるべく普段通りの生活を送り、QOL(生活の質)を下げないことが大切です。

運動療法

運動療法では、筋肉のトレーニングやストレッチを行います。股関節のストレッチや、記事1『腰椎椎間板ヘルニアの症状や原因とは?』でお話ししたようなアイソメトリックスという体の奥の筋力を鍛える体幹トレーニング法を指導し、患者さんにご自宅で実践していただきます。

装具療法

装具療法とは、腰椎コルセットなどによってヘルニアが生じている場所を固定する治療法です。この装具療法には、急性期に痛みを和らげる効果があるといわれています。

手術

腰椎椎間板ヘルニアの手術では、神経を圧迫しているヘルニアを摘出します。さまざまな手術方法がありますが、当院では傷が小さく、患者さんの負担の少ない低侵襲手術を行っています。手術用顕微鏡や内視鏡を用いる手術があり、患者さんの状態やご希望によって選択するようにしています。

腰椎椎間板ヘルニアの手術の様子
画像ご提供:牧整形外科病院