疾患啓発(スポンサード)

消化器疾患を専門的に扱う山下病院に聞く、大腸がんの現状や病院選びのポイントについて

消化器疾患を専門的に扱う山下病院に聞く、大腸がんの現状や病院選びのポイントについて
服部 昌志 先生

医療法人山下病院 理事長

服部 昌志 先生

片山 信 先生

医療法人山下病院 院長

片山 信 先生

目次
項目をクリックすると該当箇所へジャンプします。

大腸がんは、すべてのがんのなかで男女合わせて患者数がもっとも多いがんです。消化器疾患を専門的にみる山下病院では、大腸がんの検査・治療にも積極的に取り組んでいます。今回は、大腸がんを取り巻く現状や、大腸がん診療を受ける病院選び、山下病院のポリシーについて、同病院の理事長 服部昌志先生と院長 片山信先生にお話を伺いました。

「早期発見」が重要な大腸がん−大腸がんの現状

院長 片山信先生
院長 片山信先生

大腸がんは早期発見できれば、予後がよいがん

食生活の欧米化に伴い、大腸がんの患者さんが増加傾向にあります。同時に、大腸がんが原因で亡くなる患者さんも増加しており、その数は、肺がんに次いで第2位であるといわれています(2017年の男女合計の死亡数)。

しかし本来、大腸がんは早期発見できれば予後*のよいがんであり、ステージIでは98.5%、ステージIIでは89.9%の方が5年以上生存していると報告されています1)。このことから、大腸がんはいかに早期発見が大切なのかが分かるでしょう。

*予後…病気や治療などの経過についての見通し

早期発見のために欠かせない「大腸がん検診」を受けている方は少ない

それにもかかわらず、大腸がんによって亡くなる方が多い理由のひとつが「大腸がん検診の受診率の低さ」です。

2016年の大腸がん検診受診率(40〜69歳)は、男性で44.5%、女性で38.5%であったと報告されています。 さらに、大腸がん検診で精密検査が必要と判定されたにもかかわらず、精密検査を受けた方は約50%しかいないという報告もあります。

このような受診率の低さを受けて、大腸がん検診の受診を促すための啓蒙活動が盛んに行われています。しかし、それでも受診者の数が増えない大きな原因は、「大腸の検査は辛そう、恥ずかしい」というような、大腸の検査に対する忌避感が強いことが考えられます。

そこで当院では、大腸に内視鏡を挿入することなく大腸の中を観察することができる「大腸CT検査」に積極的に取り組んでいます。大腸の検査にかかる負担をできるだけ軽減することで、少しでも多くの方に精密検査を受けていただけるのではないかと考えています。

また、大腸内視鏡検査を受けても何も異常がみつからないことも多々あることから、大腸内視鏡検査の前に大腸CT検査を行うことで、不必要な大腸内視鏡検査を減らすことにもつながると考えます。

(※大腸CT検査に関する詳しい内容は、『記事2』をご覧ください)

大腸がんの検査・治療は、どのような病院で受ければよい?

症例数などの実績や、専門医を参考に

大腸がんの検査や治療を受けるうえで病院選びは大切ですが、どのようにして病院を選べばよいのかについて、悩んでいる方は多くいらっしゃると思います。病院選びに正解や明確な基準もありませんが、参考のひとつとして、その病院の検査や治療の実績(症例数など)をみていただくことをおすすめします。

もちろん、症例数が多いからといって、必ずしも優れた医療を提供しているということではありません。しかし、少なくともさまざまな症例の蓄積によって、培われた経験を持っているのではないかと思います。最近は、ホームページに実績を掲載している病院も多いため、ぜひ参考にしてみていただきたいと思います。

また、大腸がんなどの消化器疾患の病気を専門的にみる医師がそろっているかどうかも、病院選びの目安のひとつになると思います。たとえば大腸がんであれば、日本消化器病学会や日本消化器外科学会、日本消化器内視鏡学会に認定された専門医がいるかどうかを確認していただくとよいと思います。

お腹の病気を専門的にみる、山下病院のポリシー

常に「半歩先」を進み、新しいことを取り入れる

服部先生

服部先生:

私たちは、消化器疾患に特化した専門的な診療を行っている病院として、常に「半歩先」を歩くことを目指しています。

1歩先を歩くのは、研究などを行う大学病院やナショナルセンターの役割です。私たちの使命は、それらの施設が行っている医療を取り入れて、この地域で提供することだと思っています。1歩も2歩も進んだ研究レベルの医療は提供できませんが、これからも半歩進んだ医療を提供し続けていきます。

新しいことを取り入れるときは、決して自己流ではやらない

片山先生

片山先生:

服部先生がお話ししたように、私たちは常に半歩先を進む気持ちで、医療を提供しています。大腸CT検査や腹腔鏡手術、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などの検査・治療もいち早く取り入れてきました。

そのように新しい医療を取り入れるときに大切にしていることが、「決して自己流ではやらないこと」です。必ず、実績のある病院に一定期間にわたり医師を派遣して、技術を習得してもらってから、当院で実践しています。また、その治療を得意としている医師を当院に招くことで、全体のレベルアップを図るようにしています。

「やってみよう」ではなく、綿密な計画を立てたうえで、きちんとした技術で患者さんに新しい医療を提供することをポリシーとしています。

服部昌志先生、片山信先生からのメッセージ

服部先生:

私たち山下病院は、2020年で開業120周年を迎えます。その歴史と伝統のなかで、消化器に専門的に特化した病院としての礎を築いてきました。お腹に関する困りごとがありましたら、私たちがお力になれると思っています。もしかすると、当院では治療ができない場合もあるかもしれませんが、そのときは適切な病院へおつなぎすることも、私たちの役割です。お腹のことでお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

片山先生:

当院の基本理念のひとつである、「『心』を大切に」は、初代院長である山下隆先生からずっと受け継がれ続けてきた言葉です。これからもこの言葉を大切にし、職員一同、患者さんに寄り添いながら、心のこもった医療を提供していきます。

1)全がん協部位別臨床病期別5年生存率(2008-2010年初発治療症例)