原因
うっ滞性乳腺炎は、出産後に母乳が乳腺の中にたまることによって生じます。母乳が乳腺の中にたまる原因は人によって異なりますが、主に母乳の通り道となる乳管の開きが不十分な場合や、赤ちゃんが母乳を吸う力が弱い場合、乳管が詰まったり乳頭の形状に異常があったりして授乳が難しい場合などが挙げられます。
また、乳頭が乳房の内側に引き込まれた状態を指す“陥没乳頭”があると、うっ滞性乳腺炎をはじめとする乳腺炎が起こりやすくなる場合があります。陥没乳頭の主な原因としては、乳房が発達する時期における乳管の成長の遅れや、乳頭を支える組織の未発達、線維の癒着などが挙げられます。
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