検査・診断
うつ病は薬の副作用やホルモン分泌異常を引き起こす病気などが原因でない限り、一般的な病気のように血液検査や画像検査で異常が見られることはありません。そのため、うつ病の診断は患者との面接場面で現れている症状、日常生活の困難さ、その誘因などさまざまな情報を総合して下されます。
一方、うつ病は身体的な病気の症状として現れることも少なくありませんので、それらが疑われるときは血液検査や画像検査を行って原因を探っていくことが必要なケースもあります。
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