インタビュー

うつ病で入院が必要になったら?入院時に知っておきたいこと

うつ病で入院が必要になったら?入院時に知っておきたいこと
平安 良雄 先生

医療法人へいあん 平安病院 法人統括院長・臨床研修センター長、横浜市立大学 名誉教授

平安 良雄 先生

目次
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この記事の最終更新は2018年04月09日です。

うつ病は通院での治療が一般的ですが、重症の場合などでは入院による治療が必要なこともあります。うつ病で入院が必要な目安や、うつ病の入院治療のメリットについて横浜市立大学名誉教授(前 横浜市立大学医学部精神医学教室主任教授)の平安 良雄先生にうかがいます。

病室

うつ病は、重症でなければ通院での治療が可能です。数か月から年単位の長い治療期間を必要とすることから、基本は通院による治療が選ばれます。

しかし、「日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅱ.うつ病(DSM-5)/大うつ病性障害 2016」によると、以下の場合では入院による治療が検討されます。

  • 自殺企図(自殺を実行する)・切迫した自殺念慮のある場合
  • 療養・休息に適さない生活環境
  • 病状の休息な進行が想定される場合(衰弱している場合や精神病症状*を伴う場合を含む重度の場合、治療反応性が悪い場合も含まれる)

精神病症状…幻覚や妄想など、精神病的な症状

患者さんの希望で入院できるかどうかは、病院により対応が異なります。そのため、入院を希望する場合はまず主治医に相談して、入院可能かどうか尋ねましょう。

通院している病院が入院設備を設けていない場合には、入院先を含めて相談してみるとよいでしょう。

看護師と患者さん

うつ病の入院治療のメリットは、治療に専念できるという点です。たとえば、休養のために休職をしていても、通院による治療では自宅で家事をする必要があったり、周囲からサポートをうまく得られなかったりと、必ずしも治療に専念できる環境でない場合があります。

このように、うつ病の治療に専念できる環境でない場合は、入院が有効であることもあります。

うつ病の入院期間と入院費用は、患者さんにより重症度や必要な治療が異なるため、一概にこの程度の期間・金額とはいえません。入院期間について疑問がある場合には、主治医に相談することをおすすめします。

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