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インタビュー

公開日 : 2016 年 04 月 22 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

近年増加しているうつ病。厚生労働省によると日本では100人に6~7人という割合でうつ病を生涯に一度は経験するという調査結果が出ており、現在では誰でも罹患する可能性がある「心の風邪」と例えられ、昔に比べより身近な病気になりました。ではどのような症状があれば「うつ病」というのでしょうか。横浜市立大学病院 精神科 診療部長・主任教授 平安良雄先生にお話をお伺いしました。

うつ病の症状とは

うつ病の症状とはどのような状態を指すのでしょうか。以下によくみられる症状を記載します。

○自分で感じる症状

憂うつ、気分が重い、気分が沈む、悲しい、不安、イライラする、元気がない、集中力がない、好きなこともやりたくない、細かいことが気になる、悪いことをしたように感じて自分を責める、物事を悪い方へ考える、死にたくなる、眠れない、自信が無い、人に迷惑をかけている

○ 周囲から見てわかる症状

表情が暗い、涙もろい、反応が遅い、落ち着かない、飲酒量が増える

○ 体に出る症状

食欲がない、体がだるい、疲れやすい、性欲がない、頭痛、肩こり、動悸、胃の不快感、便秘がち、めまい、口が渇く

参照:厚生労働省 「うつ病とは」

うつ病に気づくには

うつ病の症状は、多くの方は体における不調から始まります

疲れやすい・頭痛・肩こりなど一般的な症状が多いので、発見が遅れてしまうことがあります。しかし最近は大企業などですと、産業医がいたり、メンタルヘルスのチェックをするようになったり、啓発も行ったりしているので、比較的早めの対応ができるようになっています。一方で、実際には約8割位の方は中小企業で働いているのでそのような制度が十分に普及していませんので、個人でいかに気づけるかということが問題となってきます。

また、うつ状態であることを周囲に見せないようにしようとしている方も沢山います。「普段は頑張っているが、一人になった時に落ち込んでしまう。」そのような状態を周囲が見抜くのは難しいですが体は正直に反応するので、痩せたり・眠れなくなったり・ぼんやりしたりという症状が続き、ある限界を超えた時点でやっとうつ病だったとわかることも多いです。 

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