がんやくぶつりょうほう

がん薬物療法

監修:

リスク

症状や程度は異なるものの、どのような薬でも副作用が現れる場合があります。

たとえば従来の抗がん剤では、分裂が盛んな細胞が障害を受けることで、骨髄抑制(白血球減少、貧血、血小板減少など)、脱毛、下痢、嘔吐、口内炎などの副作用が現れやすくなります。

分子標的療法では“インフュージョンリアクション”と呼ばれるアレルギー症状や、分子標的療法がターゲットとするタンパク質などのはたらきに応じた副作用が現れることがあります。ホルモン療法では、ホルモンのはたらきが抑えられることでホットフラッシュと呼ばれる更年期症状に似た症状や、生殖器の症状などが現れやすくなります。免疫療法ではブレーキが外れた免疫が正常な細胞も攻撃してしまい、さまざまな副作用が現れることがあります。

このように薬によって現れやすい副作用の傾向はあるものの、個人差が大きく全ての人に発現するとは限りません。しかし、なかには生活に影響を及ぼす副作用もあることから、治療を始める際は現れやすい副作用やその対処法についてよく理解しておく必要があります。

最終更新日:
2024年01月04日
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2024/01/04
更新しました
2021/08/24
掲載しました。

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