検査・診断
くすぶり型多発性骨髄腫は症状がみられないため、健康診断やほかの病気の検査の際に偶然発見されるケースが多いといわれています。くすぶり型多発性骨髄腫が疑われた場合は、診断のために、複数の検査を組み合わせて実施されます。検査によって血液や尿中のMタンパク、あるいは骨髄中の骨髄腫細胞の増加が一定以上あると分かり、CRAB症状またはアミロイドーシス*が認められない場合は、くすぶり型多発性骨髄腫と診断されます。
血液検査・尿検査
Mタンパクの有無や貧血、腎機能の状態などを調べるために行われます。
骨髄検査
骨髄液または骨髄組織を採取して、骨髄腫細胞の割合や種類を確認します。
画像検査
全身の骨の状態や骨髄内の病変の広がりを評価するため、X線検査に加え、CT検査、MRI検査などが行われることがあります。
*アミロイドーシス:Mタンパクが変性して線維状の塊(アミロイド)となり、さまざまな臓器に沈着することによって機能障害を引き起こす。
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