検査・診断
ばね指が疑われる際は触診を行います。
ばね指は、靱帯性腱鞘とそこを通過する屈筋腱との間に炎症が生じることで発症します。この部位はちょうど指の根元(MP関節と呼ばれる部位に相当)に位置しており、MP関節の手のひら側を圧迫することで痛みが誘発されます。また、同じ部位で腱がこすれるため、触診をしながら指先を伸ばす動作をすることでこの抵抗感を感知できます。こうした臨床症状をもとにして、ばね指を診断します。
なお、糖尿病や関節リウマチ、透析などに関連して発症するばね指の場合、1か所のMP関節で症状が治まることはなく、多発性に別の関節にも発症することもあります。
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