治療
ばね指の治療では、安静にするほか、局所へのステロイド注射や手術療法を行います。
炎症を和らげるために安静にすることは重要であり、可能な限り指先の動作を控えることが重要です。この際、関節を固定すると関節が拘縮(固くなること)する可能性があるため、装具での固定などは基本的に行いません。関節が固まらないように暖めながら伸展ストレッチなどを行います。
痛みが強く生活に支障をきたす場合は、炎症が生じている腱鞘の内部にステロイド薬を直接注射します。特にトリアムシノロンという薬は痛みや炎症を抑える効果が期待できますが、2回以上続けて腱鞘内に注射すると腱断裂を起こす可能性が報告されています。トリアムシノロン以外の薬は腱に悪影響を与えることは比較的少ないといわれていますが、何度も繰り返し使用すると腱が変性する可能性があるといわれています。いずれのステロイドの注射をしても再発を繰り返す場合は、引っかかりが生じている腱鞘を開く腱鞘切開を行います。
なお糖尿病の方は腱鞘炎になりやすく、これは同時に再発を招く要因でもあります。再発を繰り返さないためには、糖尿病の治療をしっかりと行うことも重要です。
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