症状
アイゼンメンジャー症候群を発症すると、酸素が不足した血液が全身を巡ることになるため、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)を呈することになります。また、低酸素の状況が長く続くと、バチ指を示します。
階段の上り下りなどの軽度の運動によっても呼吸困難を呈するようになりますし、症状が進行すると安静にしているだけでも息苦しさを覚えます。
その他、動悸や胸痛、失神、喀血(または気管支からの出血)、ふらつき、末梢の感覚障害、頭痛、浮腫(むくみ)などの症状も認めます。不整脈や血栓(血の塊)形成からの脳卒中、突然死などの合併症をみることもあります。
特に、アイゼンメンジャー症候群を有する方が妊娠すると、妊娠されたご本人や赤ちゃんに対しての影響も大きいことが知られています。死亡につながるリスクも高いため、避妊もしくは妊娠早期での堕胎を勧められることがあります。妊娠継続希望がある際には、担当医と相談の上、慎重な管理が求められます。
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