原因
ウィルソン病は遺伝性の病気です。細胞の中で銅を運ぶ銅輸送蛋白の遺伝子(ATP7B)に異常が生じることにより、銅をうまく送ることができなくなり細胞に銅が蓄積してしまいます。
この遺伝子異常は、常染色体劣性(潜性)遺伝という遺伝形式で親から子どもへと引き継がれます。常染色体は父親由来と母親由来の2対で構成されています。常染色体劣性(潜性)遺伝は、対になった2本の常染色体の両方に異常があった場合に病気が発症するタイプの遺伝形式です。つまり、両親がともにこの遺伝子異常を持っていた場合、その子どもは4分の1の確率でウィルソン病を発症します。そのため、患者にきょうだいがいた場合、そのきょうだいも一定の確率でウィルソン病を発症する可能性があります。
この両親の子どもの2分の1は片方の常染色体に遺伝子異常を引き継ぐ“保因者”となるため、ウィルソン病を発症することはありません。しかし、同じ遺伝子異常を持った人との子どもは4分の1の確率でウィルソン病を発症します。
実績のある医師
周辺でウィルソン病の実績がある医師
厚生中央病院 病院長、東京医科大学 兼任教授/名誉教授
総合内科(血液内科・呼吸器内科・糖尿病内科・脳神経内科・リウマチ膠原病内科・腎臓内科)、循環器内科、消化器病センター(内科・外科)、整形外科、リハビリテーション科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、診療放射線科、脳神経外科、麻酔科、メンタルヘルス科、呼吸器・乳腺外科、形成外科
東京都目黒区三田1丁目11-7
JR山手線「恵比寿」JR各線、東京メトロ日比谷線(徒歩約12分)も乗り入れ 東口 徒歩10分
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