治療
ウィルソン病の主な治療方法は薬物療法です。遺伝子異常による病気のため完治は難しく継続的な治療が必要ですが、服用を続ければ通常の社会生活が可能です。
治療薬としては酢酸亜鉛、トリエンチン塩酸塩、D-ペニシラミンという3つの飲み薬が挙げられます。どの治療薬を使用するかは病型や病気の状態によっても異なります。
治療薬の服用を継続すれば、いずれの症状も改善が期待できます。服用を中断すると悪化するため、継続的な服用が大切です。
肝臓の機能が著しく悪い場合
劇症肝炎や肝不全、重篤な肝硬変など肝臓の機能が著しく低下している場合には、肝移植も検討されることがあります。肝移植をした場合、以後ウィルソン病に対する治療は不要になることが特徴です。
生活上の注意
レバーや牡蠣、タコ、イカ、チョコレートなど、銅が多く含まれる食品の取り過ぎに注意が必要です。
特に治療開始から1年程度は、できる限りこれらの食品を取らないように心がけるとよいといわれています。その後は週に1回以下を目処に少量であれば食べてもよいでしょう。
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