うぇるなーしょうこうぐん

ウェルナー症候群

最終更新日:
2023年02月20日
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2023/02/20
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

ウェルナー症候群は、以下の診断基準に基づいて診断されます。2012年に発行された“ウェルナー症候群の診断・診療ガイドライン”によれば、確定診断となるのは10~40歳までに以下に示した主要徴候が全てみられる方、あるいは主要徴候が3つ以上あり、遺伝子変異が認められる方です。

また、主要徴候である“毛髪の変化”と“両目に生じる白内障”があり、それ以外の徴候が2つ以上認められる場合には、“ウェルナー症候群疑い”と判断され、経過観察や治療が検討されることもあります。

ウェルナー症候群の診断基準

主要徴候

  • 白髪や脱毛など毛髪の変化
  • 両目に生じる白内障
  • 皮膚の萎縮や鶏眼(うおのめ)・たこの出現、皮膚の傷が治りにくい“難治性潰瘍”の形成
  • アキレス腱など軟部組織の石灰化
  • 鼻がとがった顔つき(鳥様顔貌)
  • 甲高い、かすれた声

その他の徴候

  • 糖や脂質の代謝異常がある
  • 骨粗鬆症など骨の異常がある
  • 非上皮性腫瘍や甲状腺がんがある
  • 血族結婚で生まれた
  • 狭心症心筋梗塞(しんきんこうそく)など動脈硬化に関連した病気が早期に現れる
  • 原因の分からない性腺機能の低下がある
  • 身長が低い、体重が軽い

遺伝子変異

  • WRN遺伝子の変異がある

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