検査・診断
エボラ出血熱の診断には、血液、尿、咽頭拭い液(喉や鼻の奥の分泌液を綿棒で拭ったもの)にエボラウイルスのたんぱく質(抗原)や遺伝子が含まれているかを確認する検査、エボラウイルスに対する抗体(エボラウイルスを攻撃するたんぱく質)の有無を確認する検査が必須となります。非常に特殊な検査であるため、日本国内では国立感染症研究所でのみ検査を実施することが可能です。
また、そのほかにも炎症や貧血、脱水の程度などを調べるための血液検査、肺や肝臓、腎臓などの臓器の状態を評価するためのCT検査や超音波検査などが適宜行われます。
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