原因
キーンベック病は、手首の付け根にある“月状骨”が壊死して潰れていく病気です。
月状骨が壊死に至る原因は血流が低下することとされていますが、血流低下が生じる明確な発症メカニズムは解明されていません。しかし、この病気は手を酷使しがちな職業の人に発症しやすく、月状骨に軽微な外傷が繰り返されたり、ごくわずかな骨折が生じたりすることが血流低下の原因とする説があります。一方で、手首に外傷を負ったことがない人や手を使う職業にない高齢者が発症することもしばしばあるため、はっきりした原因は定かでないのが現状です。
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