しらみしょう

シラミ症

俗称/その他
しらみ
最終更新日:
2020年11月25日
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2020/11/25
更新しました
2017/04/25
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原因

人に健康被害をもたらすシラミには、アタマジラミ・コロモジラミ・ケジラミが存在します。体長2~3mmほどでよく観察すれば肉眼でも見えます。こうしたシラミに寄生されることから、さまざまな健康被害が生じます。

コロモジラミによる健康被害は、発疹チフスが代表的です。発疹チフスによる症状は重篤で生命にかかわる症例も多いのですが、現在の日本において問題になることはありません。しかし、アタマジラミやケジラミは、清潔な環境の整った現在の日本でも問題になることがあります。

アタマジラミ

アタマジラミは、おもに髪の毛に寄生します。頭をくっつける、体に触れるなどの接触を原因として感染が拡大します。こうした感染経路から想定されるように、アタマジラミは幼稚園や学校など、幼い子どもが集団生活を送る環境で流行することがあります。

アタマジラミの卵は非常に強く、髪の毛に付着すると容易には離れません。1週間程度の期間を経て孵化し、さらに1週間強の経過で成虫へと変化します。成虫の寿命は1か月程度ですが、皮膚から吸血活動を通して栄養を得ます。

ケジラミ

ケジラミは、おもに陰毛に寄生するタイプのシラミです。宿主から離れた後の生存期間は、どれほどよい条件が整っていたとしても48時間以内といわれています。また、ケジラミ自体は1日に10cm程度しか移動することができません。そのため、性交時の陰毛の直接接触がおもな感染経路と考えられています。家庭内では親子間、とくに親密な母子間での感染が多く報告されています。

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