たーなーしょうこうぐん

ターナー症候群

最終更新日:
2021年02月01日
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2021/02/01
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2021/01/27
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2017/04/25
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治療

低身長に対しては、成長ホルモンの補充療法を行います。1日1回の自己注射が必要です。

二次性徴の遅れの原因となる卵巣機能不全に対しては、健常女性の思春期の年齢の頃(10~12歳頃)に、性ホルモンの補充療法(内服、一部はテープを皮膚に貼る薬)を開始します。これにより二次性徴が発来します。体つきが通常の成人女性と同様になり、月経が始まります。一方、二次性徴や月経が自然に発来し、その後早い時期に無月経になる人もいます。そうした場合でも、その時点から女性ホルモンの補充を行うことで定期的な月経を回復することができます。

なお、ターナー症候群における卵巣機能不全は卵子の形成が悪いことが原因です。そのため、ホルモン療法で二次性徴を獲得できても卵子が回復することはなく、妊孕性(にんようせい)妊娠するための力)を獲得することは困難です。

ターナー症候群と診断された場合、合併症の検査を行う必要があります。心臓のエコー検査(小学校高学年以降はMRI検査)、聴力検査難聴を伴うことがあるため)、甲状腺機能検査などです。検査によっては定期的に行う必要があるものもあります。主治医の先生と相談しながら進めます。

ターナー症候群は就学前に診断がつくことも多く、治療や管理は長期にわたります。お子さん本人にも段階的にターナー症候群について説明しながら進めていく必要があります。包括的かつ専門的な診療を円滑に行うためにも、小児科の専門の医師(小児内分泌医)と相談しながら進めることが大切です。また成人期以降は、婦人科の先生を中心にして、ホルモン補充療法を含めた診療を継続することが必要です。

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