にきびあと
ニキビ跡
※この用語は、医学的には病名ではない場合、もしくは病名として認められつつある段階である場合があります。また、医療や身体にまつわる一般的な用語を掲載している場合があります。
原因
ニキビ跡は炎症の強いにきびができたり、にきびをつぶしたりすることで皮膚の深層にまでダメージを与えることが原因で引き起こされます。
にきびは、皮脂腺のある毛穴が詰まることで生じる皮膚の病気です。そこでの炎症が軽度な場合は、詰まった毛穴が盛り上がるようにして小さな皮疹が形成されるのみですが、炎症が悪化すると詰まった毛穴内に膿が溜まるようになります。このような段階にまで進行したにきびは、周囲の正常な皮膚の組織にもダメージを与えながら炎症が広がっていきます。そして、治った後もダメージを受けた組織は完全に修復されず、穴が開いたようないわゆる“クレーター跡”が残るのです。
また、軽度な炎症のにきびであっても、手でつぶしたり、過度な刺激を与えたりすることで皮膚の組織にダメージを与えて、あとを残してしまうことも少なくありません。
そのほか体質的・遺伝的に傷あとが残りやすい人や、傷あとが悪化しやすい人なども、ニキビ跡ができやすいとされています。
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