治療
ビタミンK欠乏症の治療は、ビタミンKの補充が基本です。
新生児や乳児においては、ビタミンK欠乏に関連した出血のリスクが伴うため、予防的にすべての新生児にビタミンKが補充されます。補充の仕方には各国で違いがありますが、日本では日本小児科学会が3回投与を推奨しています。1回目は出生後に哺乳が確立したら速やかに、2回目は生後1週か産科退院時、3回目は1か月健診時です。
また、ビタミンK欠乏症を引き起こしている原因についてのアプローチも大切です。セリアック病、クローン病、短腸症候群、原発性胆汁性肝硬変、肝不全、嚢胞性線維症など、原因疾患は多岐に渡るため、それぞれに応じて適切に対応することが必要です。
また、抗菌薬の長期投与などが原因となることもあるため、内服薬の調整も必要になることがあります。
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