予防
ビタミンB1は主に肉類、魚類、豆類、穀類、種実類などの食品から摂取されます。現代の日本では脚気などビタミンB1欠乏症の頻度は低下しましたが、偏った食生活を続けているとビタミンB1が不足することがあります。また、糖質を多く取る人や運動量が多い人などは、より多くのビタミンB1を必要とするため意識してビタミンB1を摂取することが大切です。
また、重いビタミンB1欠乏症の1つであるウェルニッケ・コルサコフ症候群は、約半数がアルコール依存症患者に起こることが知られています。回復しても後遺症が残る恐れもあることから、大量の飲酒習慣がある場合は減酒を心がけ、依存症状がある場合は医療機関に相談するようにしましょう。
医師の方へ
「ビタミンB1欠乏症」を登録すると、新着の情報をお知らせします