症状
フォン・ヴィレブランド病では、生まれつき出血が止まりにくい、出血しやすいなどの出血傾向がみられます。具体的にはあざができやすい、鼻血がなかなか止まらない、切り傷や抜歯、手術後に過度に出血するなどの症状をきたし、女性では過多月経(経血量が多い)や不正出血、出産時の異常出血が生じることがあります。
このような粘膜出血や皮下出血が中心ですが、2型と3型では出血傾向が重度であることが多く、3型を中心に関節、筋肉内出血といった深部出血がみられることもあります。
出血の程度が重い場合には早い段階で気付かれやすいですが、頻度がもっとも高い1型は日常の症状が軽いことも多いため診断されていないケースが多数あるといわれています。
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