治療
ボーエン病の治療は病変を切り取る手術が中心です。手術では病変部の周囲から数mmほど離して拡大切除します。こうすることでがん細胞を残さずに切り取ることができるため、初期の段階では、この治療でほとんど完治するとされています。腫瘍を切除した後は、欠損した皮膚を縫合したり、欠損が大きい場合には皮膚を移植したりします。
年齢や腫瘍の大きさなどによって切除が難しい場合には、液体窒素を用いた凍結療法、外用薬のイミキモドで治療を行うこともあります。
表皮より深く浸潤した有棘細胞がんやボーエンがんも、手術による切除が基本です。手術前の検査でリンパ節への転移が考えられる場合は、リンパ節郭清術を同時に行うこともあります。
また、状況に応じて放射線療法、レーザー焼灼、冷凍凝固療法、抗がん剤の外用などが行われる場合もあります。
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