症状
ボーエン病は、円形から楕円形の斑がみられ、斑は赤色や茶色をしているなど見た目が湿疹に似ています。大きさはさまざまですが、多くは数cm程度です。斑はやや盛り上がっていたり、表面に細かいふけのようなものが付着してざらざらしていたりします。
ボーエン病は体のあらゆる部位に発生しますが、特に体幹部や四肢、陰部に多く発生します。
ステロイドなどの湿疹の薬を塗ると、一時的には改善するものの治るわけではなく、病変は徐々に広がっていきます。痛みやかゆみがあまりないため放置してしまうケースも多いですが、がんが真皮に浸潤するとリンパ節転移や遠隔転移の可能性が生じます。そのため、市販薬で治らない場合には放置せず、早めに病院を受診して検査を受けることが大切です。
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