原因
上述のとおり、マイボーム腺機能不全には“分泌減少型”と“分泌増加型”に大別されます。また、さらに“原発性(腺自体の病変によるもの)”と“続発性(病気に続発するもの)”とがあり、それぞれで原因が異なります。
分泌減少型の原発性には閉塞性、萎縮性、先天性があり、これらの中でもっとも多いのが閉塞性です。加齢などによってマイボーム腺の導管内に過剰な角化物が蓄積して詰まってしまい、その結果としてマイボーム腺からの脂質の分泌量が減少します。
分泌減少型の続発性においては、アトピー、スティーブンス・ジョンソン症候群、移植片対宿主病、トラコーマなどの病気を原因として起こります。一方、分泌増加型の続発性では眼感染症や脂漏性皮膚炎などによって引き起こされると考えられています。
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