症状
ラッサウイルスに感染すると、1〜3週間ほどの潜伏期間を経た後に病気を発症します。初発症状はインフルエンザに類似したものであり、急激な発熱や全身倦怠感、関節痛、咽頭痛、頭痛、咳などを呈します。随伴症状として、吐き気や腹痛、下痢などの消化器症状をみることも多いです。
重症例では出血傾向を示すようになり、消化管からの出血、口からの出血、皮下出血などをみるようになります。感染者全体の約1%が死亡するといわれています。経過中、難聴をきたすことが特徴のひとつであり、完全に聴力を失うこともあります。妊婦がラッサウイルスに感染した際には、胎児死亡や流産、早産などをもたらすこともあります。
医師の方へ
「ラッサ熱」を登録すると、新着の情報をお知らせします