症状
下腿潰瘍・うっ滞性潰瘍は、初期の段階では下腿の痛みやだるさ、むくみ、夜間のこむら返りが生じ、うっ血が悪化すると皮膚炎を生じます。下腿の下1/3の内側に好発します。
病変部位には紅斑やカサカサした分厚い角化物質、かさぶたが散在し、うっ滞した血管からフィブリンが漏れ出すことでジュクジュクした状態が混在します。また、赤褐色の色素沈着が生じるのも特徴です。
これらの症状が生じた部位の皮膚はバリア機能が破綻しており、ほんの少しの刺激でも潰瘍を形成しやすくなります。潰瘍は浅く大きく形成されますが、細菌や真菌感染を起こしやすく、それが潰瘍の発生や悪化につながることもあります。
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