検査・診断
低カルシウム血症が疑われるときには、必要に応じて次のような検査が行われます。
血液検査
血液中のカルシウム濃度を調べるために必須となる検査です。検査ではカルシウムに加えて血中カルシウム濃度の補正に使用するアルブミンを測定します。実際に低カルシウム血症を認めた場合には、その原因となる疾患を調べるために、インタクトPTH(副甲状腺ホルモン)、25水酸化ビタミンD、マグネシウムなどの濃度や腎機能の状態を調べるのが一般的です。
遺伝子検査
遺伝子の異常により生じるビタミンD依存症や遺伝性副甲状腺機能低下症では、遺伝子検査によってより正確な診断を行うことができます。ビタミンD依存症の原因となる一部の遺伝子では遺伝子検査が保険適用となっています。
尿検査
腎機能低下による低カルシウム血症が疑われる場合には、尿中のカルシウム濃度などを調べるための尿検査が行われます。
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