検査・診断
側頭骨骨折は、エックス線検査やCT検査によって診断されます。
重症度が高いと予測される場合には、特にCT検査が重要です。CT検査では、骨折だけでなく、合併して損傷を受けている器官がより正確にわかります。
また、側頭骨骨折では耳の聞こえが低下することがあります。聴力低下は、鼓膜損傷などによる物理的な音の伝わりが悪いことや、内耳損傷などで神経学的に聴力が低下していることが原因として考えられます。そのため聴力障害が生じている原因を明らかにするために聴力検査を行うことも重要です。さらに、症状に応じて顔面神経の麻痺について検査します。また、髄膜炎の発症が疑われる際には、髄液検査が行われます。
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