症状
内痔核は、小さいうちは無症状であることが一般的です。内痔核の生じる直腸には痛みを感じる痛覚もないため、初期段階では基本的に痛みはありません。
進行すると内痔核が大きくなり、まるで膨らんだ風船のゴムが薄くなって向こう側が透けて見えるように血液がにじみ出やすくなったり、または破れて出血が生じたりすることがあります。出血は主に排便時に起こることが多く、肛門に近い部位で起こるために鮮血(鮮やかな赤色の血)が出る傾向があります。なお、出血量には個人差があります。
また、内痔核が大きくなると、肛門から外に飛び出すこともあります。このように内痔核が肛門から飛び出すことを“脱肛”といいます。排便時や力を入れたときに脱肛するものもあれば、常に脱肛しているもの、痔核の一部のみが脱肛するものなど、状態はさまざまです。
そのほかにみられる症状として、肛門のかゆみや肛門から粘液が出てくることなどが挙げられます。
医師の方へ
「内痔核」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「内痔核」に関連する病院の紹介記事
特定の医療機関について紹介する情報が掲載されています。