検査・診断
卵巣茎捻転が疑われる場合、症状などの臨床所見を確認したうえで、腟から装置を挿入し超音波検査を行うことが一般的です。超音波検査で卵巣が大きくなっていることが確認できれば卵巣茎捻転の可能性が高く、手術で実際の卵巣の状態を見て確定診断がつきます。
また、カラードプラ超音波検査*を行えば卵巣への血流も調べることもでき、これが減少している場合には卵巣茎捻転の疑いが強くなります。同じように下腹部に痛みを生じる病気には虫垂炎、異所性妊娠、骨盤内炎症性疾患、卵管腫瘍・卵巣腫瘍などさまざまな種類が考えられるため、診断の際はこれらの病気と見分けることが大切です。
*カラードプラ超音波検査:プローブと呼ばれる装置を調べたい部位の皮膚にあて、超音波を流して血流の方向や速さを調べる検査。
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