げんぱつせいあるどすてろんしょう

原発性アルドステロン症

最終更新日:
2024年10月28日
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2024/10/28
更新しました
2017/04/25
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治療

原発性アルドステロン症の治療方法としては、手術治療、薬物療法などが挙げられます。

左右どちらかの副腎が原因となっている片側性の場合、手術治療を検討することが一般的です。一方で左右両方の副腎が原因となっている両側性の場合には、手術を行うことはできず、薬物療法を検討することが一般的です。

手術治療

片側性の原発性アルドステロン症の場合、手術にて腫瘍を取り除くことで根治が期待できます。

手術治療で根治した場合でも、高血圧が改善する確率はおよそ50%といわれています。特に高血圧状態であった期間が短い患者や若年の女性では、手術により高血圧が改善する可能性が高いといわれています。

ラジオ波焼灼術

ラジオ波焼灼術は、腫瘍に直接高周波電流を流して焼き切る低侵襲(ていしんしゅう)な治療法です。従来の手術治療に比べ体への負担が小さく、回復が早いのが特徴です。また、副腎機能を温存しやすく、高齢者や手術リスクの高い患者にも適用できます。ただし、特殊な機器を使用するため、実施可能な施設は限られています。

薬物療法

両側性の原発性アルドステロン症の場合や、患者が高齢など手術を行うリスクが高い場合、患者が薬物療法を希望する場合などには、薬物療法としてアルドステロン拮抗薬の処方が検討されます。アルドステロン拮抗薬とは、アルドステロンのはたらきを抑えることにより、ナトリウムの排出を促しカリウムの排出を抑える治療薬です。

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