げんぱつせいまくろぐろぶりんけっしょう

原発性マクログロブリン血症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

無症状の場合、外来通院しながら定期的に血液検査を行い経過観察します。

症状がある場合には化学療法を行い、過粘稠度症候群による症状を合併している場合には、血漿交換を行うこともあります。まれに造血幹細胞移植療法が検討されることもあります。

化学療法

マクログロブリン血症は、悪性リンパ腫のうちリンパ形質細胞リンパ腫と同じ病気とされています。これは悪性リンパ腫のなかでもおとなしい性質を持っており、他のおとなしい性質をもつ悪性リンパ腫と同じような抗がん剤で治療します。経過が緩徐で重篤な症状がないことも少なくないため、初回は入院のうえ治療が行われることもあります。その他は外来で治療が行われます。

この病気の治療方法には、身体にかかる負担が少ないものから大きい治療まで選択肢がたくさんあります。また病気の進行具合と患者さんの状態に応じて、一つの薬剤を選択し少量から治療を開始する場合と、複数の薬剤を組み合わせて同時にたくさんの量を使用する場合があります。高齢者に多く発症するため、なかには複数の薬剤を組み合わせた治療に耐えられない患者さんもいます。その場合、治療の強さを少し下げ、できるだけ副作用を抑えながら悪性の細胞が増えないようコントロールします。

血漿交換療法

異常に増加したマクログロブリンでドロドロになった血液を改善する治療です。血液の血漿(けっしょう)と呼ばれる液体成分だけを、献血してくれたドナーの血漿と入れ替えます。人工透析と同じように血管の中に針を2本刺し、1本の管でドロドロになった血漿を取り除き、もう1本でドナーの正常な血漿を体の中に取り込む管を入れて治療を行います。

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