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造血幹細胞移植

最終更新日
2017年09月13日
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2017/09/13
掲載しました。

概要

造血幹細胞移植とは、白血病再生不良性貧血などの難治性血流疾患に対して行われる治療方法を指します。

原因となる病気の種類によって、臍帯血(さいたいけつ)やご兄弟(姉妹)などの幹細胞、またご自身の幹細胞を移植することもあります。移植に際して、非常に重い合併症を伴うこともあるため、慎重な対応が求められる治療方法であるといえます。

原因

造血幹細胞移植は、白血病再生不良性貧血などの難治性血流疾患に対して行われる治療方法です。

これら血液疾患では、骨髄の中でがん細胞が増えているだけでなく、骨髄機能が低下し、正常な赤血球や血小板、白血球などが産生できない状態になっています。この状態に対して、造血幹細胞を外部から補充することで、骨髄の機能を回復することを目的としています。

症状

造血管細胞移植がおこなわれる状況

造血幹細胞移植が行われる状況は、貧血や出血傾向、易感染性(感染症にかかりやすい状態)などを伴う悪性疾患に関連したものが多いです。

こうした原因となる病気を治療する際には、強い化学療法によって悪性腫瘍を駆逐することが求められますが、同時に骨髄の機能が完全に喪失されます。

そのため、感染症による発熱や下痢、咳、呼吸障害、意識障害などが引き起こされたり、継続的な輸血が必要となったりする可能性もあります。こうした状況を回復させるために造血幹細胞移植が行われます。

造血管細胞移植により起こり得る合併症

治療に関連したさまざまな合併症が生じることがあります。移植は輸血のような形で行われますが、アレルギー反応を起こすこともあります。

また、移植を受ける本人とは別の方から提供を受けた血液を用いる場合には、移植された血液細胞が患者さんを攻撃してしまうことがあります。これを移植片対宿主病(GVHD)と呼び、これによって、非常に重い下痢や皮膚症状、肝臓の機能障害など、さまざまな障害が生じることもあります。

検査・診断

造血幹細胞移植をおこなう際には、移植する幹細胞が患者さんに適切であるかどうかを確認するための検査が必要になります。

血液型にA型やB型などの型があるように、HLA型と呼ばれる個人個人特有の型が知られています。HLA型はABO型よりも非常に複雑であり、いかに移植を受ける人と提供者との相性がいいかを判断することが重要です。

また、移植前に各種臓器の予備能の確認もおこなわれます。具体的には、血液検査や尿検査、超音波検査やCT検査、呼吸機能検査など、全身の包括的な検査が必要とされます。

治療

造血幹細胞移植で移植される造血幹細胞とは、白血球や赤血球、血小板などいろいろな性質を持った細胞に成長できる可能性を秘めた細胞です。

こうした細胞を臍帯血や血縁者、非血縁者、状況によっては患者さんご自身から集めます。また、造血幹細胞を骨髄だけではなく末梢血から集めることもあります。

造血幹細胞移植では、よい細胞・悪い細胞を含めて移植前に骨髄の環境を一掃する治療が行われます。具体的には、強力な化学療法、放射線療法などが行われますが、副作用が重くなる可能性もあります。

そのため、安心して治療を受けるためにも、治療内容に十分納得したうえで移植を受けることが大切です。

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