治療
多血症の治療は発症原因によって大きく異なります。
相対的多血症の場合は、適正な水分補給などをすることで改善していくことがほとんどです。
絶対的多血症の中でも真性多血症は、血液を体内から抜き取る“瀉血治療”が行われますが、効果が不十分な場合には抗がん剤などを用いた薬物療法が行われます。また、血栓症を予防するための抗血小板薬や皮膚のかゆみを改善するための抗ヒスタミン薬などを用いた対症療法が必要になることもあります。
それに対して二次性多血症は、赤血球の増加を引き起こしている原因を改善することが必要です。具体的には原因となる肺や心臓の病気の治療、禁煙、エリスロポエチンを産生する腫瘍の切除などが挙げられます。
医師の方へ
「多血症」を登録すると、新着の情報をお知らせします