検査・診断
多血症は健康診断などで偶然発見されることが多い病気ですが、発症が疑われる場合は必要に応じて次のような検査を行います。
血液検査
赤血球の数やエリスロポエチン濃度、貧血の有無などを評価するため血液検査が行われます。真性多血症は赤血球以外にも白血球や血小板などの血液中の細胞も増えることが多いため、多血症のタイプを鑑別する手がかりとなることもあります。
骨髄検査
赤血球の異常な増殖を引き起こし得る骨髄の病気との鑑別のため、骨髄を採取して顕微鏡で詳しく観察する検査を行うことがあります。
遺伝子検査
真性多血症の大半はJAK2遺伝子の変異によって引き起こされることが分かっています。そのため、真性多血症の診断するために遺伝子検査を行うことがあります。
画像検査
多血症は進行すると脳梗塞や肺塞栓症、心筋梗塞などの病気を引き起こすことがあります。また、腎臓の腫瘍などが原因で発症することもあるため、合併症の評価や発症原因を調べるためにX線、CT、MRI、超音波などの画像検査が必要になることあります。
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