治療
妊娠中の貧血の治療方法は貧血の程度や原因によって異なりますが、基本的には食事療法や薬物療法が主体となります。鉄分や葉酸を多く含む食材を積極的に取るよう指導がなされ、必要に応じて薬の投与を行います。
鉄欠乏性貧血の場合は不足した鉄分を補うために鉄剤が使用され、まずは飲み薬での投与が行われますが、ほかの病気の影響で内服が難しい場合や吐き気などの副作用が出る場合は注射で投与します。葉酸欠乏性貧血の場合は、葉酸の飲み薬の投与が行われます。
なお、これらの治療を行っても貧血が改善しない場合や、重症度の高い貧血の場合は輸血が必要になることもあります。
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