にょうまくかんいざんしょう

尿膜管遺残症

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治療

尿膜管遺残症の治療は、手術が基本です。特に、腹痛を繰り返していたり、尿路感染症の原因となっていたり、膀胱とへそが交通性を持っている場合には、積極的な手術療法が検討されることになります。ただし、感染症をきっかけとして尿膜管遺残症が診断されている場合には、手術に前だってしっかりと感染症をコントロールすることが重要です。すなわち、抗生物質を用いて感染症を治療してから、炎症所見が改善するのをまってから手術を行うことになります。
尿膜管は正常であれば閉鎖した線維物として存在するのみであり、生体にとって必要な物質ではありません。したがって、尿膜管遺残症の治療では、残存している尿膜管を切除することで治癒することになります。
手術方法としては、小さな傷口で済む「腹腔鏡」と呼ばれる手術方法がとられることも多いです。腹腔鏡を用いることでより短期間のうちに体力が回復することが期待でき、早期退院が可能となります。
 

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