治療
下記のような治療が行われます。
先天性巨大結腸症
手術によって神経細胞が欠損した腸管を取り除くしかありません。体への負担を軽減するために腹腔鏡での手術や、肛門から器具を入れて腸管を切除する方法などが広く行われるようになっています。
後天性巨大結腸症
症候性巨大結腸症
原因となる病気の治療が優先的に行われますが、巨大結腸症による症状改善のために、肛門から減圧チューブを挿入して巨大化した結腸内に貯留した便や空気を排出する治療が行われることもあります。
中毒性巨大結腸症
腸管の安静を維持するために絶食が必要となり、輸液による管理が行われます。原因となる病気が感染症の場合には抗菌薬投与、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患であればステロイド投与など、原因となる病気の管理も慎重に行われていきます。しかし、これらの治療を行っても悪化がみられた場合には、手術で巨大化した結腸を切除する治療が行われます。
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